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自分の参加するSNSでも少し話題にした話。

先日、友人がかれこれ10数年通いこんで、その村の方たちとの密接な絆を
築きあげてきた・・なんて話題を書いたことがあった。

その後日談というか、別件でSNS内でもリアル釣行でも親しくさせていただいてる
友達とのやりとりの中で
魚を殺さないためのタックルセッティングや心がけ、そしてC&Rという行為について、
自分なりにこうと決めて行っているといった話をしていただいた。

そもそも「C&R区間」そのものの定義・・・なんてものは実は存在しないと自分は考えている。
それは設定される川のとりまく環境や地域の事情によって全部が全部違う背景を
抱えているから、こうすれば上手く行くなんて法則は無いし、それを一律に定義立てすることは
ナンセンスだし、無理やりどこかの成功例ををたたき台に話を進めようとするから摩擦が
起きるのだとさえ思っている。

話を出発点に戻して、その村で今年も友人達が集まっての夕餉のときのこと。
村の方たちからすれば10数年の付き合いのある僕の友人のしてる釣りやC&Rに
ついて、認めはしてくれてるけれどなかなか深いところの理解まではいっておらず
やっぱり疑問が残るのだろう。
だって、魚は逃がしたところで死んでしまうものだと信じて暮らしてこられた方たちだから。

そこに対して、具体的なデータをもって話すなんてのもなんだかけんか腰になるし
その場においてはそんなデータになる資料すら無いわけで、そこで議論をしても
楽しい夕餉の場が台無しになりかねない。

そこで彼が言った台詞がとても印象的だった。
「たしかに、死んじゃうかもしれない。けれど、その魚を釣ってしまった者として
せめて死なせてしまうのならば、魚が生まれて育って暮らしてきたその川で死なせて
あげたい。そう思うからやっぱり僕はリリースするんだ」と。

これには村の方も考えるところがあったのではないかなと思った。

本当は、魚をリリースすることで産卵行動まで生き残る魚の数を維持し
産卵、再生産、それを繰り返すことで資源の保全、維持、増殖につなげるのが
理想であるし理念であるのだけれど、やんわりと、彼の村の方たちのプライドまでも
気遣った発言にはちょっと感動した。

僕達釣り人はそんなスタンスがいいのではないだろうかと思う。

SNSの友人の言葉をそのまま借りるならば
自分に決めてそれを実践していく。

世間ではどうなんでしょ?
すっかり也を潜めてるような気がするC&Rの議論やC&R区間なんだけれど
こういうスタンスが浸透すれば、ゆっくりしか進歩しないかもしれないけど
決して消え去ることは無いような気がする。
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